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方々日誌

【四字熟語】読書亡羊 – 出典とその意味

読書亡羊(どくしょぼうよう)『荘子』外篇の駢拇に記された故事より。「書を読みて羊を亡う」と読む。他のことに気を取られて、大事なことを疎かにしてしまうことの例え。出典『荘子』臧と穀との二人、相い与(とも)に羊を牧(やしない)いて、倶(とも)に...
千言万語

チョムスキーの普遍文法はどのように変わってきたのか──「豊かな文法」から「最小限の計算原理」へ

普遍文法(Universal Grammar)とは何か ノーム・チョムスキーは、1950年代後半に始まった「認知革命」を主導し、言語研究のあり方を大きく変えた。彼の理論の特徴は、言語の「創造性」に着目し、その背後にある人間の精神の仕組みを解...
哲学談戯

生成文法の源流──ノーム・チョムスキー『デカルト派言語学』が描く合理主義の系譜

今日の一冊ノーアム・チョムスキー『デカルト派言語学 - 合理主義思想の歴史の一章』みすず書房 (1976)Noam Chomsky, Cartesian linguistics; A Chapter in the History of Ra...
千言万語

言語は心を映す「窓」 ― スティーブン・ピンカー『思考する言語』

今日の一冊スティーブン・ピンカー『思考する言語 - 「ことばの意味」から人間性に迫る』NHKブックス (2009)Steven Pinker, The Stuff of Thought: Language as a Window into ...
科学半解

言語を生み出す遺伝子は存在するか? ― スティーブン・ピンカー『言語を生み出す本能』

今日の一冊スティーブン・ピンカー『言語を生み出す本能』NHKブックス (1995)Steven Pinker, The Language Instinct: How the Mind Creates Language, 1994言語は本能か...
科学半解

脳科学は、チョムスキーの理論を証明できるのか?──脳機能の普遍性と情報処理の普遍性の違い

【脳科学とチョムスキー理論】脳科学は、チョムスキーの理論を証明できるのか?(後半)脳科学はチョムスキー理論を証明できるのか? 言語学と脳科学の接点をめぐる議論では、しばしば次のような期待が語られる。すなわち、「脳科学が進歩すれば、いずれノー...
科学半解

脳科学は、チョムスキーの理論を証明できるのか?──脳の中の普遍文法を実証する試み

【脳科学とチョムスキー理論】脳科学は、チョムスキーの理論を証明できるのか?(前半)脳科学とチョムスキー理論 私たちは、なぜ言葉を理解できるのだろうか。 子どもは、文法の教科書を読むことも、言語学者から説明を受けることもなく、いつの間にか複雑...
科学半解

「ことば」のしくみは脳科学で解明できるのか? ― 酒井邦嘉『言語の脳科学』

今日の一冊酒井邦嘉『言語の脳科学』中公新書 (2002)脳科学が証明する言語の機能 「ことば」は、どこから生まれてくるのだろう? それは、人と人が「声」を交わし合うなかから、社会的に形成されてくるものなのか、それとも、私たちの脳が生まれなが...
千言万語

西欧文明との衝突と受容 ― 丸山眞男・加藤周一『翻訳と日本の近代』

今日の一冊丸山眞男・加藤周一『翻訳と日本の近代』岩波新書 (1998)翻訳文化の始まり 日本の近代化を支えた翻訳文化をめぐる対談集。 良くも悪くも、日本の近代化は翻訳を中心に進められてきた。その思想史的な意義と功罪について、戦後日本を代表す...
千言万語

変化する日本語 ― 外山滋比古『日本語の感覚』

絶版本を読む絶版本の世界へようこそ。あえて絶版本を読み、それを紹介するという誰得?な企画です。今日の一冊外山滋比古『日本語の感覚』(1975)日本語の変化 前回の記事で、外山滋比古氏の『日本語の論理』を取り上げたが、今回は、その続編ともいえ...
千言万語

日本語の独自性とは? ― 外山滋比古『日本語の論理』

今日の一冊外山滋比古『日本語の論理』(1973)日本語は本当に非論理的なのか 外国語を学んでいると、自分が普段使っている言葉について、あらためて考えさせられることがある。 英語には英語の文法があり、日本語には日本語の文法がある。そんなことは...
方々日誌

ブルースの源流をたどる──ミシシッピ・デルタに響く悲哀の音楽

Bluesの誕生は19世紀後半、南北戦争終結(1865)後の数十年間の間と言われている。南部諸州の解放奴隷たちの間で、広く自然発生的に生まれたのだろうが、当時の記録は全くないので詳細は分からない。 Bluesが記録として最初に残されたのは、...
方々日誌

Blues – 哀愁と絶望への賛歌

奴隷制度とBluesBlues——— その誕生と発展には、奴隷制度と人種差別の悲しい歴史が深くかかわっている。 アメリカに最初に黒人奴隷が連れてこられたのは1619年と言われている。その後、アメリカでは、奴隷が主要な交易品の一つとなり、16...
方々日誌

「ブルース」ではなく「ブルーズ」 – Bluesの魅力

Bluesの魅力とは何か? Bluesは日本では、「ブルース」と発音されているが、正しい発音は /bluːz/ で、カタカナで書けば「ブルーズ」だ。そのままローマ字読みが定着してしまっているが、母音の後に続く「s」なので、発音は /z/ に...
方々日誌

読書日記──蔵書を断舎離するための技術

部屋の空気が、どこか重たい。なんだか圧迫感がある。 原因は──、実は、はっきりしている。 壁際を埋め尽くす本棚と、そこからあふれ出して床に積み上がった本の山だ。気がつけば蔵書は千冊近くに達し、もはや、生活空間そのものを圧迫する存在になってい...
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