- 2021年2月1日
言語の遺伝子は存在するの? – スティーブン・ピンカー『言語を生み出す本能』(1994)
スティーブン・ピンカー『言語を生み出す本能』(1994) 言語は本能か? 子供は、言葉に関して何も知らないまま生まれてくる。 生まれてきた子供は、適切な社会関係の中で言語に触れ、学習していかなければ […]
スティーブン・ピンカー『言語を生み出す本能』(1994) 言語は本能か? 子供は、言葉に関して何も知らないまま生まれてくる。 生まれてきた子供は、適切な社会関係の中で言語に触れ、学習していかなければ […]
中村雄二郎『臨床の知とは何か』(1992) 臨床の知の発見 近代科学は普遍性、客観性、論理性を中心原理として現実を対象化した。だが一方で、排除されてしまった異なる現実が存在するのではないか? それを […]
村上陽一郎『近代科学を超えて』(1986) 科学における経験的事実への懐疑 近代科学は、実験と観測的事実の積み重ねによって発展してきた――― これは多くの人が抱く科学的知識に対する通念だろう。だが、 […]
村上陽一郎『科学・哲学・信仰』(1977) 近代科学の源流 ギリシア文化とキリスト教的世界観――― 近代科学はこの二つの文化を背景として成立した。 近代文明は、通説的な理解では、中世的宗教観を脱 […]
ヒポクラテス 医学の歴史は、ヒポクラテスから始まる。紀元前460年ごろ、イオニアのコス島に生まれたと言われ、ギリシア各地を遍歴した。紀元前370年ごろに亡くなるまでに生涯に大量の著作を残したと言われ […]
プトレマイオスからコペルニクスへ 14世紀初頭、フィレンツェの詩人ダンテによって描かれた『神曲』――― そのなかで語られた世界観は、中世の宇宙像を典型的に表している。 天体はなぜ宙に浮いているのか […]
モノが動くという謎 物が動くというのはどういうことか――― モノは力を加えれば動くし、斜面に置けば転がる。高いところから落とせば落下する。こんな当たり前のことに疑問を抱き、その説明を試みようとした […]
言語相対論からチョムスキーの普遍文法論へ 言語が異なれば、物事の捉え方、把握の仕方が異なる――― このような考えは、言語相対論と呼ばれる。 西欧諸国では、19世紀から20世紀にかけて植民地が拡大す […]
酒井邦嘉『言語の脳科学』(2002) 脳科学が証明する言語の機能局在 2002年刊行。 ちょっと古めの本。脳科学が言語処理に関する脳機能のどこまでを証明できているのか、当時の研究成果を解説している。 […]