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科学半解

  • 2015年8月19日

アイザック・アシモフ『生物学の歴史』(1964)

生物学者としてのアシモフ  アシモフといえば、SF作家として有名だが、同時にボストン大学医学部の生化学の教授でもあった(教鞭は執っていなかったようだが)。 一般向けの科学書(いわゆる、アメリカでよく言うpopular science)を多数執筆していて、本書もその内の一つ。原書は1964の出版。   […]

  • 2015年2月28日

チョムスキーと脳科学

言語相対論からチョムスキーの普遍文法論へ  言語が異なれば、物事の捉え方、把握の仕方が異なる――― このような考えは、言語相対論と呼ばれる。  西欧諸国では、19世紀から20世紀にかけて植民地が拡大すると、非西欧文明との接触に促されて、世界のさまざまな言語への視野が広がっていった。言語の多様性への関 […]

  • 2015年2月28日

酒井邦嘉『言語の脳科学』(2002)

脳科学が証明する言語の機能局在  2002年刊行。 ちょっと古めの本。脳科学が言語処理に関する脳機能のどこまでを証明できているのか、当時の研究成果を解説している。言語処理における脳の機能局在、モジュール仮説、プラトンの問題など、脳科学が主要な課題としているものが分かりやすくまとめられている。  本書 […]

  • 2015年2月6日

茂木健一郎『クオリア入門』(2006)

私たちの心の中のすべての表象は、クオリアという単位からできている。  クオリアとは心の中で感じ取ることのできる質感のことだ。心の中で感じ取っている直接的な経験と言い換えてもいい。 この質感を感じ取っている心の中の経験が、脳内のシナプスの働きの結果として生じていることは間違いない。どのような心の働きも […]

  • 2015年2月5日

生田哲『よみがえる脳』(2010)

カナリアの歌から  カナリアは、毎年春になると新しい歌を歌うそうだ。他のほとんどの鳥は、その鳴き方を一生を通じて変化させない。しかし、カナリアだけは、毎年春に新たに歌を覚え直すらしい。 カナリアの歌う歌は、毎年変わり、以前の年と同じ歌は歌わない。他の鳥には見られないこの不思議な特徴が、世界で最も愛さ […]