- 2022年3月2日
キュニコス派(犬儒派)の思想と哲学 – 自然にしたがって生きよ
Cynicismの意味と語源とは? 英語のcynicalという言葉には、「冷笑的な」という意味がある。英英辞書を引いてみると次のように書かれている。 1. Believing that people […]
Cynicismの意味と語源とは? 英語のcynicalという言葉には、「冷笑的な」という意味がある。英英辞書を引いてみると次のように書かれている。 1. Believing that people […]
犬と呼ばれた哲学者 John William Waterhouse – Diogenes (1882) 古代ギリシア語で「犬」のことをキュオーン(kyon)という。その形容詞キュニコス( […]
絶版本を読む 絶版本の世界へようこそ。あえて絶版本を読み、それを紹介するという誰得?な企画です。 渡部昇一『日本語のこころ』(1974) 漢語から大和言葉へ ところでヴァイキングにしろアングロ・サク […]
オギュスタン・ベルク『風土の日本』(1986) 分裂する日本の自然観 晩春のある日曜日の午後、妻と私は戸山町のあたりをぶらついていた。まるで田園にでもいる思いだった。うねうねと曲がる小道、ときおり現わ […]
街路樹のプラタナス 街路樹としてよく見かけるプラタナス。 和名をスズカケノキといいます。(プラタナスは、正確には、スズカケノキ属に属する樹木の総称。) 日本では、明治初期に新宿御苑や日比谷公園に […]
スティーブン・ピンカー『言語を生み出す本能』(1994) 言語は本能か? 子供は、言葉に関して何も知らないまま生まれてくる。 生まれてきた子供は、適切な社会関係の中で言語に触れ、学習していかなければ […]
ジョン・ロック『知性の正しい導き方』(1706) 知性が陥る欠陥 イギリス経験論の祖、ジョン・ロックが一般読者向けに執筆した作品。 1697年から執筆されたようだが、生前には出版されることがなく、1 […]
フランソワ・デュボア「サン・バルテルミの虐殺」 ヴォルテール『寛容論』(1763) ユグノー戦争 – 血に塗られた宗教戦争 16世紀後半、フランスは国内のカトリックとプロテスタントが血で […]
プラトン『リュシス』(390 BC?) 紐帯の原理としての友愛(philia) 副題は、「友愛について」。 ここで論じられている友愛(philia ピリア)は、現代の友情(friendship)より […]
『恋がたき』または『恋人たち』。 副題は、「哲学について」。トラシュロスのまとめた36篇の中のひとつだが、この1篇もまた、プラトンの偽作として疑われている。 現代の計量文献学による研究では、この作 […]