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以古為鑑

【ざっくり解説】北欧神話はこうして伝えられた──エッダとサガの物語

北欧神話とは 北欧神話とはスカンディナヴィア地域(スカンディナヴィア半島、ユトランド半島、アイスランド)を中心に居住していたノース人たちの間に伝わる神話。 ノース人は、北方ゲルマン民族の一派で、古ノルド語を話していた。彼らの文字表記には、独...
方々日誌

【花言葉は天才】哲学者の樹 – プラタナス

街路樹のプラタナス 街路樹としてよく見かけるプラタナス。 和名をスズカケノキという。(プラタナスは、正確には、スズカケノキ属に属する樹木の総称。) 日本では、明治初期に新宿御苑や日比谷公園に植樹されたのがはじまりらしい。その後、各地で街路樹...
床屋政談

プロテスタント弾圧の象徴カラス事件をめぐって ― ヴォルテール『寛容論』

今日の一冊ヴォルテール『寛容論』光文社古典新訳文庫 (2016)Voltaire, Traité sur la tolérance, 1763カラス事件──宗教的不寛容と啓蒙思想の対決 1761年、南フランスのトゥールーズに住む商人ジャン・...
哲学談戯

信仰心の合理化の試み ― スピノザ『神学・政治論』スピノザの思想に見る近代的自由の起源

今日の一冊スピノザ『神学・政治論』光文社古典新訳文庫 (2014)Baruch De Spinoza, Tractatus Theologico-Politicus, 1670近代化の条件──宗教と科学の分離 スピノザが生きた17世紀は、「...
哲学談戯

樽のディオゲネス ― 犬と呼ばれた哲学者

犬と呼ばれた哲学者──ディオゲネスJohn William Waterhouse - Diogenes (1882) 古代ギリシア語で「犬」のことをキュオーン(kyōn)という。その形容詞キュニコス(kynikos)には、「犬のような」「犬...
哲学談戯

キュニコス派(犬儒派)の思想と哲学 ― 自然にしたがって生きよ

シニシズム(Cynicism)の意味と語源とは? 英語のシニカル(cynical)という言葉には、「冷笑的な」「人間の誠実さを信じない」といった意味がある。英英辞典 Lexico.com には、次のように定義されている。Believing ...
哲学談戯

プラトン『リュシス』を読む ― 「友愛(フィリア philia)」:人と人との間を結びつける紐帯の概念

プラトン『リュシス』(390 BC?)紐帯の原理としての友愛(philia) 副題は、「友愛について」。 ここで扱われる「友愛(philia)」は、現代でいう「友情(friendship)」よりもはるかに広い意味を持っている。 古代ギリシア...
哲学談戯

プラトン『恋がたき』を読む ― 学ぶとは、知識を得ることか、自己を知ることか

プラトン『恋がたき』哲学を学ぶとはどういうことか? プラトンの対話篇のひとつに、『恋がたき(あるいは『恋人たち』)』という作品がある。副題は「哲学について」。この作品は、伝統的にプラトンの著作とされてきたが、現代の計量文献学の分析によれば、...
哲学談戯

プラトン『アルキビアデス』を読む──「知っている」とはどういうことか?初期対話篇におけるソクラテス像の輪郭

偽作とされた『アルキビアデス』 プラトンの作品として現代まで伝わっているものは、帝政ローマ期にトラシュロスがまとめた36編が基本となっている。その中には『アルキビアデス』と題された作品も含まれており、古代から近代に至るまで、長らくプラトンの...
哲学談戯

徳は教えうるか?──『クレイトポン』に見るソクラテスの実像と哲学的問いの本質

プラトン『クレイトポン』『クレイトポン』の真偽問題 古代ローマ帝国の第2代皇帝ティベリウスの廷臣であったトラシュロスは、プラトン全集を編纂し、これが後世のプラトン著作編集の基礎となった。すでに帝政ローマ期には、プラトン名義の真偽不明な著作が...
科学半解

進化論の進化史──淘汰圧の進化と適応の動態的過程:血縁選択説・寄生者仮説・赤の女王仮説

【概略】進化論の進化史(全3回)第3回自然選択の再定義:個体から遺伝子へW.D. ハミルトン:血縁選択説と包括適応度の概念(1964) W.D. ハミルトンは、ダーウィン的な自然選択を再構築し、淘汰の単位を「遺伝子」に置き換える理論的転換を...
科学半解

進化論の進化史──淘汰の単位をめぐる議論:進化するのは、種か個体か遺伝子か?

【概略】進化論の進化史(全3回)第2回ネオダーウィニズムの登場:遺伝学と自然選択の統合 19世紀にダーウィンが提唱した自然選択説は、生物の多様性や適応の過程を説明する強力な理論であったが、当初は遺伝の仕組みに関する知見が不足していた。この理...
科学半解

進化論の進化史──19世紀の歴史哲学と進化論の誕生

【概略】進化論の進化史(全3回)第1回19世紀の歴史哲学と進化論の誕生歴史をめぐる問いの深化:19世紀思想の出発点 18世紀後半から19世紀前半にかけてヨーロッパでは、「歴史」とは何か、という問いが、多くの思想家や哲学者たち間で主要な関心事...
科学半解

遺伝子は「運命の青写真」ではない ― ゲアリー・マーカス『心を生みだす遺伝子』

今日の一冊ゲアリー・マーカス『心を生みだす遺伝子』岩波現代文庫 (2010)Gary Marcus, The Birth of the Mind: How a Tiny Number of Genes Creates the Complex...
晴筆雨読

自然の尊重と破壊:分裂する日本の自然観 – オギュスタン・ベルク『風土の日本』

オギュスタン・ベルク『風土の日本』(1986)分裂する日本の自然観晩春のある日曜日の午後、妻と私は戸山町のあたりをぶらついていた。まるで田園にでもいる思いだった。うねうねと曲がる小道、ときおり現われ出る緑、小さな丘、藪で覆われた窪地、切れ切...
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