- 2022年3月31日
意識という科学では説明できないもの – マルクス・ガブリエル『「私」は脳ではない』
マルクス・ガブリエル『「私」は脳ではない – 21世紀の精神のための哲学』(2019) Markus Gabriel, Ich ist nicht Gehirn: Philosophie […]
マルクス・ガブリエル『「私」は脳ではない – 21世紀の精神のための哲学』(2019) Markus Gabriel, Ich ist nicht Gehirn: Philosophie […]
マルクス・ガブリエル『なぜ世界は存在しないのか』(2018) Markus Gabriel, Warum es die Welt nicht gibt, 2013 世界は存在しない? 世界はなぜ存在し […]
Cynicismの意味と語源とは? 英語のcynicalという言葉には、「冷笑的な」という意味がある。英英辞書を引いてみると次のように書かれている。 1. Believing that people […]
犬と呼ばれた哲学者 John William Waterhouse – Diogenes (1882) 古代ギリシア語で「犬」のことをキュオーン(kyon)という。その形容詞キュニコス( […]
ヴォルテール『寛容論』(1763) カラス事件 1761年、南仏のトゥールーズの商人ジャン・カラスの自宅で、長男のマルク=アントワーヌが首を吊って自害した。ジャン・カラスはプロテスタントの一家であっ […]
スピノザ『神学・政治論』(1670) 近代化の条件―宗教と科学の分離 スピノザの生きた17世紀は、「科学革命の世紀」とも言われ、近代科学が急速に発展した時代だった。 日々進展する自然科学の知識は、当 […]
プラトン『リュシス』(390 BC?) 紐帯の原理としての友愛(philia) 副題は、「友愛について」。 ここで論じられている友愛(philia ピリア)は、現代の友情(friendship)より […]
『恋がたき』または『恋人たち』。 副題は、「哲学について」。トラシュロスのまとめた36篇の中のひとつだが、この1篇もまた、プラトンの偽作として疑われている。 現代の計量文献学による研究では、この作 […]
偽書と疑われた作品 プラトンの作品として現代まで伝わっているものは、帝政ローマ期にトラシュロスがまとめた36編が基本となっている。『アルキビアデス』はその中に含まれる作品だが、古代、中世、近代を通じ […]
古代ローマ帝国2代皇帝ティベリウスの廷臣であったトラシュロスのまとめたプラトン全集は、現代に至るまでプラトンの著作を編集する際の基礎となってきた。 帝政ローマ期には、すでに真偽不明なプラトン名義の著 […]