- 2015年12月6日
被差別民の歴史 – 阿部謹也『刑吏の社会史』
阿部謹也『刑吏の社会史』(1978) 社会史とは何か 社会史とは何を対象にした歴史なのだろう? 歴史学の中でも政治史、経済史、法制度史、美術史、建築史といったものは、対象がはっきりしているので分かり […]
阿部謹也『刑吏の社会史』(1978) 社会史とは何か 社会史とは何を対象にした歴史なのだろう? 歴史学の中でも政治史、経済史、法制度史、美術史、建築史といったものは、対象がはっきりしているので分かり […]
阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男』(1974) 人々を解釈へといざなう民話 単純な起承転結の物語になれている現代人にとって、洋の東西を問わず民話は、非常に理解しにくいものが多い。 動物譚や英雄譚など子 […]
アイザック・アシモフ『生物学の歴史』(1964) 生物学者としてのアシモフ アシモフといえば、SF作家として有名だが、同時にボストン大学医学部の生化学の教授でもあった(教鞭は執っていなかったようだが […]
ニーチェ『喜ばしき知恵』(1882) 来るべき勝利が、いや、かならずや訪れる、ことによるとすでに到来しているかもしれない勝利が……。 およそ予想外のことが起こったかのように、感謝の念がそこここに溢れ […]
ニーチェ『道徳の系譜学』(1887) 『善悪の彼岸』を補う書 ニーチェは、本書の前付けにて、この書を前著『善悪の彼岸』を補足、説明するものと述べている。 『善悪の彼岸』自体が『ツァラトゥストラ』の超 […]
ニーチェ『善悪の彼岸』(1886) 『ツァラトゥストラ』執筆後のニーチェ 『ツァラトゥストラ』全4部を書き上げたニーチェは、あまりに文学的な表現形式をとってしまったこの著作に対し、理論的な解説書が必 […]
入不二基義『相対主義の極北』(2001) 相対主義の自己適用化 2001年の著作。 相対主義は相対性そのものを真理として主張する。そのため自己論駁に陥る。本書はこの自己論駁を内在的に極限まで問い詰め […]
永井均『ウィトゲンシュタイン入門』(1995) 哲学することの意味 優れた哲学者とは、「これまで誰も、問題があることに気づかなかった領域に、実は問題があることを最初に発見し、それにこだわり続けた人」 […]
J. S. ミル『自由論』(1859) 矛盾する自由 自由という概念は常に矛盾に満ちている――― 自由は、近代社会を形作る基礎となる理念だ。しかし、社会の基礎となる理念でありながら、社会それ自体と […]
Bluesの魅力とは何か? Bluesは日本では、「ブルース」と発音されているが、正しい発音は /bluːz/ で、カタカナで書けば「ブルーズ」だ。そのままローマ字読みが定着してしまっているが、母音 […]