- 2015年7月20日
自由の本来の意味 – J. S. ミル『自由論』
J. S. ミル『自由論』(1859) 矛盾する自由 自由という概念は常に矛盾に満ちている――― 自由は、近代社会を形作る基礎となる理念だ。しかし、社会の基礎となる理念でありながら、社会それ自体と […]
J. S. ミル『自由論』(1859) 矛盾する自由 自由という概念は常に矛盾に満ちている――― 自由は、近代社会を形作る基礎となる理念だ。しかし、社会の基礎となる理念でありながら、社会それ自体と […]
Bluesの魅力とは何か? Bluesは日本では、「ブルース」と発音されているが、正しい発音は /bluːz/ で、カタカナで書けば「ブルーズ」だ。そのままローマ字読みが定着してしまっているが、母音 […]
渡邊二郎・西尾幹二編『ニーチェを知る事典』(2013) 1980年に刊行された書籍の文庫化。 文庫本で800ページ近くある(文字通り)大著。ニーチェの専門家に限らず、多様な分野の研究者ら50人以上 […]
左からルー・ザロメ、パウル・レー、ニーチェ1882年ルツェルンにて ニーチェ『ツァラトゥストラ』(1883) 道化師としてのツァラトゥストラ ニーチェの『ツァラトゥストラ』は、4部構成で、1883年 […]
ルソー『孤独な散歩者の夢想』(1782) ルソーの遺作となった作品。 夢想とある通り現実と妄想の間を行き来するような内容で終始、ルソーの独白が続いていく。 ルソーは、一般的には社会契約論を唱えた社 […]
中島義道『哲学の道場』(1998) 日常誰でもが出会う事柄に対して半病的なこだわりをもち、それに対して全身でぶつかってゆき答えを求めようとする無謀でいくぶん滑稽な(まさにトン・キホーテ的な)営みこそ哲 […]
清水幾太郎『本はどう読むか』(1972) 読まれる読書から読む読書へ 読書というのは、なんとなく読んでいるだけで、自分が考えたような気になってしまう。しかし、著者に言わせると、それは本に「読まれてい […]
フロイト『戦争と死に関する時評』(1915) そしてこの戦争がもたらしたもの、それは幻滅である。 世界大戦がもたらした幻滅 第一次世界大戦のさなかに書かれた論文。フロイトが、第一次世界大戦という未曾 […]
フロイト『人はなぜ戦争をするのか』(光文社古典新訳文庫) 第一次世界大戦以降のフロイト後期の作品を集めた論文集。翻訳編集は中山元氏。2008年の刊行。 フロイトは、第一次世界大戦に直面して、人間の破 […]
読書亡羊(どくしょぼうよう) 『荘子』外篇の駢拇に記された故事より。「書を読みて羊を亡う」と読む。大事なことを疎かにしてしまうことの例え。 出典『荘子』 臧と穀との二人、相い与(とも)に羊を牧(やしな […]