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2015年

  • 2015年12月6日

阿部謹也『刑吏の社会史』(1978)

社会史とは何か  社会史とは何を対象にした歴史なのだろう? 歴史学の中でも政治史、経済史、法制度史、美術史、建築史といったものは、対象がはっきりしているので分かりやすい。しかし、社会史と言われると何をする学問なのか途端に分からなくなる。 この分かりにくさの由来は、社会史が「歴史の全体像」を追及すると […]

  • 2015年12月5日

阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男』(1974)

人々を解釈へといざなう民話  単純な起承転結の物語になれている現代人にとって、洋の東西を問わず民話は、非常に理解しにくいものが多い。 動物譚や英雄譚など子供が喜びそうな題材を扱っていながら、内容の意図がまったくつかめないため、なぜか読後に不安を感じさせる。意味が理解できないという状態は、本質的に人間 […]

  • 2015年12月4日

Kelly Joe Phelps – Slingshot Professionals (2003)

 Soloのblues singerとして、弾き語りを中心に活動してきたKelly Joe Phelpsだが、前作のalbumからband編成になった。今作は、その2作目。  そして、この2作目にして、country bluesの名盤と呼ばれる作品になった。  Soloからbandへと移行して、bl […]

  • 2015年12月4日

Kelly Joe Phelps – Sky Like A Broken Clock (2001)

 Play styleを大きく変えて発表した一枚。Laptop guitarから、guitarへ。Soloから、bandへ。 Bluesから、country、folk、balladといった幅の広い要素を取り入れて、よりroots musicと呼ぶにふさわしい作品になった。  今までsoloの弾き語り […]

  • 2015年11月2日

孫崎享『不愉快な現実』(2012)

世界最大の経済大国となった中国  2012年刊行。  中国は今後10年以内に、経済、軍事の両面でアメリカと肩を並べる大国になる―――  これは、誰もが予想していながら、多くの人が目を背けている現実だろう。だが、その現実は予想よりも早く訪れている。2012年に出版された本書では、2020年には中国がア […]