- 2021年8月9日
「和歌の前の平等」古代日本人の精神世界 – 渡部昇一『日本語のこころ』(1974)
絶版本を読む 絶版本の世界へようこそ。あえて絶版本を読み、それを紹介するという誰得?な企画です。 渡部昇一『日本語のこころ』(1974) 漢語から大和言葉へ ところでヴァイキングにしろアングロ・サク […]
絶版本を読む 絶版本の世界へようこそ。あえて絶版本を読み、それを紹介するという誰得?な企画です。 渡部昇一『日本語のこころ』(1974) 漢語から大和言葉へ ところでヴァイキングにしろアングロ・サク […]
オギュスタン・ベルク『風土の日本』(1986) 分裂する日本の自然観 晩春のある日曜日の午後、妻と私は戸山町のあたりをぶらついていた。まるで田園にでもいる思いだった。うねうねと曲がる小道、ときおり現わ […]
街路樹のプラタナス 街路樹としてよく見かけるプラタナス。 和名をスズカケノキといいます。(プラタナスは、正確には、スズカケノキ属に属する樹木の総称。) 日本では、明治初期に新宿御苑や日比谷公園に […]
スティーブン・ピンカー『言語を生み出す本能』(1994) 言語は本能か? 子供は、言葉に関して何も知らないまま生まれてくる。 生まれてきた子供は、適切な社会関係の中で言語に触れ、学習していかなければ […]
ジョン・ロック『知性の正しい導き方』(1706) 知性が陥る欠陥 イギリス経験論の祖、ジョン・ロックが一般読者向けに執筆した作品。 1697年から執筆されたようだが、生前には出版されることがなく、1 […]
フランソワ・デュボア「サン・バルテルミの虐殺」 ヴォルテール『寛容論』(1763) ユグノー戦争 – 血に塗られた宗教戦争 16世紀後半、フランスは国内のカトリックとプロテスタントが血で […]
プラトン『リュシス』(390 BC?) 紐帯の原理としての友愛(philia) 副題は、「友愛について」。 ここで論じられている友愛(philia ピリア)は、現代の友情(friendship)より […]
『恋がたき』または『恋人たち』。 副題は、「哲学について」。トラシュロスのまとめた36篇の中のひとつだが、この1篇もまた、プラトンの偽作として疑われている。 現代の計量文献学による研究では、この作 […]
偽書と疑われた作品 プラトンの作品として現代まで伝わっているものは、帝政ローマ期にトラシュロスがまとめた36編が基本となっている。『アルキビアデス』はその中に含まれる作品だが、古代、中世、近代を通じ […]
古代ローマ帝国2代皇帝ティベリウスの廷臣であったトラシュロスのまとめたプラトン全集は、現代に至るまでプラトンの著作を編集する際の基礎となってきた。 帝政ローマ期には、すでに真偽不明なプラトン名義の著 […]