- 2016年7月15日
【科学思想史】臨床医学の始まり
臨床的知識とは? 医療の現場では、医療従事者に全く異なる二つの資質が求められている。一つは、病理学をはじめとした基礎医学の知識に基づいて病気を診断する科学的知性。そして、もう一つが、経験に基づく臨床 […]
臨床的知識とは? 医療の現場では、医療従事者に全く異なる二つの資質が求められている。一つは、病理学をはじめとした基礎医学の知識に基づいて病気を診断する科学的知性。そして、もう一つが、経験に基づく臨床 […]
中村雄二郎『哲学の現在』(1977) 近代知性のAlternative 自我、身体、認識、宇宙像(cosmology)のそれぞれにおいて、近代的知性の限界を論じた書。 近代的知性の問題とは何だろう […]
意識の科学的探究へ 意識を定義してください――― そう言われたら、あなたはどう答えますか? 意識ってなんだろう? 心?それとも、脳? 実証研究を基礎としてきた近代科学において、「意識」は、極 […]
絶版本を読む 絶版本の世界へようこそ。あえて絶版本を読み、それを紹介するという誰得?な企画です。 樺山紘一『ルネサンス』(1993) 近代性の裏に隠れたルネサンスの異なる側面 人間中心主義と合理主義 […]
左右盲とは? 右と左の区別が咄嗟にはつかないこと、またはそのような人の、自称。 色盲などといった既存の言葉から造られたただの俗語であり、このような病名や学術用語が実際にあるわけではない。 ごく一般 […]
市川浩『<身>の構造』(1985) 初出は1985年。文庫化は1995年。 『精神としての身体』(1975) 発表以降の小論をまとめた論文集。発表された媒体は、新聞、週刊誌、学術誌と多岐に亘っ […]
市川浩『精神としての身体』(1975) 身体への問い 1975年初出。講談社文庫版は1992年の出版。 身体論を展開した哲学者、市川浩氏の最初の論考。 西欧の近代哲学は17世紀以来、認識論を中心に […]
銀幕のスター ロイ・ロジャース ロイ・ロジャースと言えば、1940年代に西部劇で活躍した銀幕俳優。 当時を代表する西部劇スターで、100以上の作品に出演、またcountry singerとしても名を […]
デカルト『哲学原理』(1644) 新たな世界像の構築 『方法序説』(1637)、『省察』(1641)と哲学的探究を続けてきたデカルトは、1644年、『哲学原理』を刊行する。この著作は、新たな形而上学 […]
デカルト『省察』(1641) 『省察』扉絵 近代合理性と神への信仰 Je pense, donc je suis. – cogito ergo sum 我思う故に我在り 西洋哲学史の中で […]