2015-02

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科学半解

チョムスキーと脳科学

言語相対論からチョムスキーの普遍文法論へ 言語が異なれば、物事の捉え方、把握の仕方が異なる――― このような考えは、言語相対論と呼ばれる。 西欧諸国では、19世紀から20世紀にかけて植民地が拡大すると、非西欧文明との接触に促されて、世界のさ...
科学半解

脳科学はチョムスキー理論を証明できる? – 酒井邦嘉『言語の脳科学』

酒井邦嘉『言語の脳科学』(2002)脳科学が証明する言語の機能局在 2002年刊行。 ちょっと古めの本。脳科学が言語処理に関する脳機能のどこまでを証明できているのか、当時の研究成果を解説している。言語処理における脳の機能局在、モジュール仮説...
千言万句

西欧文明との衝突と受容 – 丸山眞男・加藤周一『翻訳と日本の近代』

丸山眞男・加藤周一『翻訳と日本の近代』(1998)翻訳文化の始まり 日本の近代化を支えた翻訳文化をめぐる対談集。良くも悪くも日本の近代化は翻訳を中心に進められた。その思想史的な意義と功罪をめぐって、戦後日本を代表する思想家二人による対話が交...
千言万句

変化する日本語 – 外山滋比古『日本語の感覚』

絶版本を読む絶版本の世界へようこそ。あえて絶版本を読み、それを紹介するという誰得?な企画です。外山滋比古『日本語の感覚』(1975)日本語の変化 前著『日本語の論理』において欧米言語と日本語の特質の差を名詞構文と動詞構文の差として特徴付けた...
千言万句

日本語の独自性とは? – 外山滋比古『日本語の論理』

絶版本を読む絶版本の世界へようこそ。あえて絶版本を読み、それを紹介するという誰得?な企画です。外山滋比古『日本語の論理』(1973)西欧語との対峙 著者の外山氏は1923年、大正12年の生まれ。第二次大戦が始まる直前から戦中にかけて英文学を...
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