- 2018年8月21日
インド仏教小史 – ヤン・ゴンダ『インド思想史』~仏教理論編~
J・ゴンダ『インド思想史』のまとめ続き。今回は仏教について。 ブッダの不可知論 ブッダは悟りを開いた当初、自らが達した解脱智を人々に説くことを躊躇していた。しかし、世俗化する祭式主義と出家などの苦 […]
J・ゴンダ『インド思想史』のまとめ続き。今回は仏教について。 ブッダの不可知論 ブッダは悟りを開いた当初、自らが達した解脱智を人々に説くことを躊躇していた。しかし、世俗化する祭式主義と出家などの苦 […]
インドの思想と宗教 インド北西のインダス川流域では、紀元前2600年頃からインダス文明が発展した。この文明は紀元前1800年頃には衰退し、それと入れ替わるような形で、紀元前1900年から1700年を […]
中村元『ブッダ伝 生涯と思想』(1995) ブッダ本来の教えを知る ガウタマ・シッダールタは、紀元前五世紀頃、インド北部、ネパール国境付近のシャーキャ国の王族として生まれ、29才で出家、6年間の修行 […]
水村美苗『日本語が亡びるとき』(2008) 消えていく言語 一説では、現在世界に5000から8000の言語が存在しているといわれる。数え方にもよるが、少なくとも3000近くあると見るのが一般的らしい […]
清水幾太郎『本はどう読むか』(1972) 読まれる読書から読む読書へ 読書というのは、なんとなく読んでいるだけで、自分が考えたような気になってしまう。しかし、著者に言わせると、それは本に「読まれてい […]
早坂隆『日本の戦時下ジョーク集 太平洋戦争編』(2007) 過酷な時代の笑い 前作『満州事変・日中戦争編』の続編。今作は、昭和16年の太平洋戦争開戦から、昭和20年の終戦まで。 日本の有史以来、最も […]
中島義道『哲学の道場』(1998) 日常誰でもが出会う事柄に対して半病的なこだわりをもち、それに対して全身でぶつかってゆき答えを求めようとする無謀でいくぶん滑稽な(まさにトン・キホーテ的な)営みこそ哲 […]
彼女は言った。『では、以上をまとめると、こうなる――エロスは、よいものを永遠に自分のものにすることを求めているのだと』 哲学的文学作品 舞台は、前416年のアテナイ。ソクラテスは53歳で、壮年を迎 […]
プラトン『パイドン』(385 BC?) プラトン中期の代表作 『パイドン』は、毒杯を仰ぐソクラテスの最期の姿を描いた作品。哲学的のみならず、文学的にも優れた内容で、プラトン中期を代表する著作だ。 […]