羊のぼう

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晴筆雨読

インド思想の源流──〈自己〉を問い直す思想:仏教の誕生と展開

仏教──「自己」を問う思想の転換点 ヴェーダ的宗教思想とその後のブラフマニズムが宇宙と人間の根源的結合、すなわちアートマン(自己)とブラフマン(梵)の一体性を説いてきたのに対し、仏教はその前提そのものを根本から問い直した思想運動である。紀元...
晴筆雨読

インド思想の源流──ヴェーダからウパニシャッド、ヒンドゥー教、ヨーガへ

インドの思想と宗教の形成 インド北西部のインダス川流域では、紀元前2600年頃から、優れた都市計画や排水設備を備えた高度な都市文明──インダス文明が栄えた。しかし、この文明は紀元前1800年頃には衰退を迎え、その後の展開は長らく謎に包まれて...
晴筆雨読

仏教の原点を問う:ブッダ本来の教えとは?──非我の理解と執著の断絶

ブッダ本来の教えを知るために ガウタマ・シッダールタ(ブッダ)は、紀元前5世紀頃、インド北部、現在のネパール国境付近にあったシャーキャ国の王族として生まれた。彼は29歳で出家し、6年間の厳しい修行を経て、ブッダガヤのアシヴァッタ樹(ピッパラ...
晴筆雨読

日本人の知らない日本の宗教 – トーマス・カスーリス『神道』

トーマス・カスーリス『神道』(2004)神道の本質に迫る異文化的視座 2004年刊行。翻訳は2014年。 著者トーマス・カスーリス氏は、アメリカにおける日本思想および宗教哲学の第一人者である。 神道は、日本人にとっても把握しにくい、曖昧で多...
哲学談戯

生成文法の源流──ノーム・チョムスキー『デカルト派言語学』が描く合理主義の系譜

生成文法の哲学的起源 ノーム・チョムスキーは、1966年の著作『デカルト派言語学』において、生成文法理論の背後にある哲学的系譜をたどっている。本書の中心的なテーマは、17世紀のデカルト哲学に端を発する「理性」「創造性」「普遍文法」といった思...
哲学談戯

言語・心・自由──認知革命がもたらした人間観の転換:ノーム・チョムスキー『言語と認知 – 心的実在としての言語』

今日の一冊ノーム・チョムスキー『言語と認知 - 心的実在としての言語』秀英書房 (2003)Noam Chomsky, Language in a Psychological Setting, 1987認知革命とは何だったのか? チョムスキ...
科学半解

言語の神経基盤と言語理論──チョムスキーはどう再評価されるか

言語学入門言葉を巡る問い ― チョムスキーと認知革命 その4(全4回)チョムスキーを現代から読み直す(続き) チョムスキーが「心的器官」と呼んだ言語システムは、彼の時代においては、あくまで理論的に仮定された構成物にすぎなかった。 しかし、現...
科学半解

言語は「心の中の器官」である──チョムスキーのメンタリズムとは何か

言語学入門言葉を巡る問い ― チョムスキーと認知革命 その3(全4回)チョムスキーを現代から読み直す ノーム・チョムスキーが自らの言語理論を打ち立てた20世紀半ば、今日のような意味での脳科学はまだ確立されていなかった。そのため彼は、自らの立...
科学半解

認知革命とは何だったのか──チョムスキーが変えた「人間の心」の捉え方

言語学入門言葉を巡る問い ― チョムスキーと認知革命 その2(全4回)認知革命とは何だったのか 1950年代、科学の歴史を大きく塗り替えた「認知革命」──。 行動主義が支配的だった時代に、人間を「ただの刺激に対する反応機械」と見なす従来の人...
哲学談戯

言語を巡る問い ― 知識の豊富さと表現の自由さは、何に由来するのか?──チョムスキーが再定式化した「プラトンの問題」と「デカルトの問題」

言語学入門言葉を巡る問い ― チョムスキーと認知革命 その1(全4回)ことばを巡る謎 人は、なぜこれほどまでに容易にことばを話せるようになるのだろうか。そして、人は、なぜことばをこれほどまでに自由に使い、無限とも思えるほど創造的な表現を生み...
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