- 2017年11月15日
本を読んでるとバカになる? – 清水幾太郎『本はどう読むか』(1972)
清水幾太郎『本はどう読むか』(1972) 読まれる読書から読む読書へ 読書というのは、なんとなく読んでいるだけで、自分が考えたような気になってしまう。しかし、著者に言わせると、それは本に「読まれてい […]
清水幾太郎『本はどう読むか』(1972) 読まれる読書から読む読書へ 読書というのは、なんとなく読んでいるだけで、自分が考えたような気になってしまう。しかし、著者に言わせると、それは本に「読まれてい […]
早坂隆『日本の戦時下ジョーク集 太平洋戦争編』(2007) 過酷な時代の笑い 前作『満州事変・日中戦争編』の続編。今作は、昭和16年の太平洋戦争開戦から、昭和20年の終戦まで。 日本の有史以来、最も […]
中島義道『哲学の道場』(1998) 日常誰でもが出会う事柄に対して半病的なこだわりをもち、それに対して全身でぶつかってゆき答えを求めようとする無謀でいくぶん滑稽な(まさにトン・キホーテ的な)営みこそ哲 […]
彼女は言った。『では、以上をまとめると、こうなる――エロスは、よいものを永遠に自分のものにすることを求めているのだと』 哲学的文学作品 舞台は、前416年のアテナイ。ソクラテスは53歳で、壮年を迎 […]
プラトン『パイドン』(385 BC?) プラトン中期の代表作 『パイドン』は、毒杯を仰ぐソクラテスの最期の姿を描いた作品。哲学的のみならず、文学的にも優れた内容で、プラトン中期を代表する著作だ。 […]
プラトン『メノン』(385 BC?) 対話から想起へ 『メノン』は、プラトン初期対話篇の作品で、『ゴルギアス』とともに最も遅く書かれたと見られている。初期作と中期作の両方の特徴を持ち、中期への橋渡し […]
プラトン『プロタゴラス』(390 BC?) 若きソクラテス 『プロタゴラス』は、プラトンの「対話編」の中では、『パルメニデス』に次いで、最も若いころのソクラテスの姿を描いた作品。作中でのソクラテスは […]
プラトン『ソクラテスの弁明』(390 BC?) 私は神によってポリスにくっ付けられた存在なのです。大きくて血統はよいが、その大きさゆえにちょっとノロマで、アブのような存在に目を覚まさせてもらう必要が […]
F. M. コーンフォード『ソクラテス以前以後』(1932) 古代ギリシア哲学史 汝自身を知れ――― デルポイの神殿に飾られたこの銘文は、ソクラテスの思想を最も象徴的に表した言葉だろう。 ソクラテ […]