2015-05

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哲学談戯

反時代的思考 – 渡邊二郎・西尾幹二編『ニーチェを知る事典』(2013)

渡邊二郎・西尾幹二編『ニーチェを知る事典』(2013) 1980年に刊行された書籍の文庫化。 文庫本で800ページ近くある(文字通り)大著。ニーチェの専門家に限らず、多様な分野の研究者ら50人以上の執筆陣が、さまざまな面からニーチェ像を浮か...
哲学談戯

伝道師としてではなく道化師としての姿 – ニーチェ『ツァラトゥストラ』(1883)

左からルー・ザロメ、パウル・レー、ニーチェ1882年ルツェルンにてニーチェ『ツァラトゥストラ』(1883)道化師としてのツァラトゥストラ ニーチェの『ツァラトゥストラ』は、4部構成で、1883年から85年にかけて出版された。出版当初は全く反...
哲学談戯

理想と被害妄想の狭間 – ルソー『孤独な散歩者の夢想』

ルソー『孤独な散歩者の夢想』(1782) ルソーの遺作となった作品。 夢想とある通り現実と妄想の間を行き来するような内容で終始、ルソーの独白が続いていく。 ルソーは、一般的には社会契約論を唱えた社会思想家として知られているが、社会思想や哲学...
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