羊のぼう

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哲学談戯

拡張する身体 – 市川浩『<身>の構造』(1985)

市川浩『<身>の構造』(1985) 初出は1985年。文庫化は1995年。 『精神としての身体』(1975) 発表以降の小論をまとめた論文集。発表された媒体は、新聞、週刊誌、学術誌と多岐に亘っていて、主題も多様である。「身体論を超えて」とい...
哲学談戯

心身二元論の克服 – 市川浩『精神としての身体』(1975)

市川浩『精神としての身体』(1975)身体への問い 1975年初出。講談社文庫版は1992年の出版。 身体論を展開した哲学者、市川浩氏の最初の論考。 西欧の近代哲学は17世紀以来、認識論を中心に展開してきた。しかし、認識の根拠を問う際に、身...
方々日誌

Roy Rogers – Blues Singer

Blues Singer Roy Rogers YouTubeを見ていてたまたま見つけた動画。Roy Rogersというmusician。 いろいろと調べてみると、主にproducerとして活躍しているようで、musicianとしては、時々...
哲学談戯

スコラ的な世界観に取って代わる新たな自然観 – デカルト『哲学原理』(1644)

デカルト『哲学原理』(1644)新たな世界像の構築 『方法序説』(1637)、『省察』(1641)と哲学的探究を続けてきたデカルトは、1644年、『哲学原理』を刊行する。この著作は、新たな形而上学の構築と、スコラ的自然観に取って代わるべき機...
哲学談戯

神の存在証明とは? 中世と近世の狭間 – デカルト『省察』(1641)

デカルト『省察』(1641)『省察』扉絵近代合理性と神への信仰Je pense, donc je suis. - cogito ergo sum我思う故に我在り 西洋哲学史の中でも、とりわけ有名なこの言葉は、近代理性の出発点であり、近代哲学...
哲学談戯

近代哲学の出発点 – デカルト『方法序説』(1637)

デカルト『方法序説』(1637)デカルトと中世 認識する主体(精神)の発見、機械論的な身体論、数量化可能な力学的自然観――― これらはすべて、近代的世界観の基礎をなしている。そして、この世界観を初めて提示したのがデカルトの哲学である。近代合...
哲学談戯

「受難」「苦しみ」から情念へ – デカルト『情念論』(1649)

デカルト『情念論』(1649)受難、受動、情念 ラテン語の語源から言うと、ヨーロッパ諸言語のpassionという言葉は、「受難・苦しみ」という意味から来ている。苦しみを受けるという体験が、「受動(passion)」という意味になり、さらにそ...
方々日誌

Jean-Jacques Milteau – Blues Harp with Vocals

Demi Evansと組んだ"Fragile"(2006)。 そして、Michael RobinsonとRon Smythをvocalに迎えた"Soul Conversation"(2008)と"Consideration" (2011)。...
方々日誌

フランスのBlues – Jean-Jacques Milteau – French Harpist

フランス出身のblues harpist、Jean-Jacques Milteau。 Delta系からChicago系まで、さまざまなblues musicianと共演している。 Solo albumでは、ときどきFrench Waltzっ...
千言万句

歴史的偉人に学ぶ英語勉強法 – 斎藤兆史『英語達人塾』

斎藤兆史『英語達人塾』(2003)本気で英語を学ぶ人のために 巷に溢れる大量の安易な英語学習本に背を向け、本気で英語を習得しようという人に向けた本。 本書が目指すところは、ひじょーに次元が高い。 「Native English speake...
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