哲学談戯 なぜデカルトは神の存在を証明しようとしたのか?存在論から認識論への転換 – デカルト『省察』を読む デカルト『省察』(1641)『省察』扉絵近代合理性と神への信仰Je pense, donc je suis. – Cogito ergo sum我思う、ゆえに我あり 「我思う、ゆえに我あり」という言葉は、西洋哲学史の中でもとりわけ有名な命題... 2016.03.10 哲学談戯
哲学談戯 信仰に裏打ちされた合理性──デカルト哲学の出発点をめぐって – デカルト『方法序説』を読む デカルト『方法序説』(1637)デカルトと中世──近代哲学の起点は本当に「断絶」だったのか「認識する主体(精神)の発見」「機械論的身体観」「数量化された自然像」── これらは、近代的世界観の根幹をなす概念である。そして、こうした考え方を最初... 2016.03.08 哲学談戯
哲学談戯 神・延長・理性──デカルトが切り開いた近代の地平 – デカルト『哲学原理』を読む【形而上学編】 デカルト『哲学原理』を読む【後編】──形而上学編デカルト『哲学原理』(1644)形而上学の刷新──一切の学問の基礎づけの試み 『哲学原理』は、デカルトの形而上学においても集大成と位置づけられる作品である。 『方法序説』および『省察』において... 2016.03.06 哲学談戯
哲学談戯 神・延長・理性──デカルトが切り開いた近代の地平 – デカルト『哲学原理』を読む【自然学編】 デカルト『哲学原理』を読む【前編】──自然学編デカルト『哲学原理』(1644)新たな世界像の構築 デカルトは『方法序説』(1637年)、『省察』(1641年)において哲学的探究を深めた後、1644年にその思索を総合する形で『哲学原理』を刊行... 2016.03.05 哲学談戯
哲学談戯 プラトン主義としてのデカルト哲学──自然と数学を結びつける思想はどのようにして生まれたか 機械論的自然観──自然と数学を結びつける思想はどのようにして生まれたか 近代科学の父と称されるルネ・デカルトの哲学は、一般には理性主義や機械論的自然観の先駆けとして理解されている。彼の有名な命題「われ思う、ゆえにわれあり」は、内面の確実性を... 2016.03.03 哲学談戯
哲学談戯 デカルト哲学:近代的知性の始まり──理性と数学による「明晰な知」の探究 近代的知性の出発点としてのデカルト哲学 17世紀ヨーロッパ、宗教的権威と伝統的学問体系が揺らぐなか、「確実な知」を求めて哲学を根本から再構築しようとした思想家──それがルネ・デカルトである。すべてを疑い、理性のみによって真理へと至ろうとする... 2016.03.01 哲学談戯