哲学談戯 「生」への礼賛 – ニーチェ『喜ばしき知恵』(1882) ニーチェ『喜ばしき知恵』(1882) 来るべき勝利が、いや、かならずや訪れる、ことによるとすでに到来しているかもしれない勝利が……。 およそ予想外のことが起こったかのように、感謝の念がそこここに溢れ出ている。快癒した者の感謝の念が――。 ニ... 2015.10.10 哲学談戯
哲学談戯 ヨーロッパの精神病理 – ニーチェ『道徳の系譜学』(1887) ニーチェ『道徳の系譜学』(1887)『善悪の彼岸』を補う書 ニーチェは、本書の前付けにて、この書を前著『善悪の彼岸』を補足、説明するものと述べている。 『善悪の彼岸』自体が『ツァラトゥストラ』の超人思想を説明するべきものだったはずだ。しかし... 2015.10.05 哲学談戯
哲学談戯 『ツァラトゥストラ』への理論的解説書 – ニーチェ『善悪の彼岸』(1886) ニーチェ『善悪の彼岸』(1886)『ツァラトゥストラ』執筆後のニーチェ 『ツァラトゥストラ』全4部を書き上げたニーチェは、あまりに文学的な表現形式をとってしまったこの著作に対し、理論的な解説書が必要だと感じていた。 ニーチェが1881年に、... 2015.10.01 哲学談戯