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2016年6月

  • 2016年6月19日

熊谷徹『ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか』(2015)

極めて低い日本の労働生産性  2015年刊行。  2015年の一人当たりGDPでは、日本は26位。28位のイタリアには、何とか競り勝った! 失業率12.4%(2015年4月)で、何よりも家庭と私生活を優先し、南欧の温暖な気候のなかで、シエスタとかいいながら仕事しないで休んでばかりいるイタリア人にぎり […]

  • 2016年6月15日

樺山紘一『ルネサンス』(1993)

近代性の裏に隠れたルネサンスの異なる側面  人間中心主義と合理主義的精神——— 14世紀は、古典文芸の復興の時代であり、中世的な宗教的盲目から解放された時代だ。この時代はのちにルネサンスと名付けられる。  19世紀中葉にミシュレーとブルクハルトによって作り上げられた「ルネサンス」という歴史の見方に対 […]

  • 2016年6月14日

森岡孝二『雇用身分社会』(2015)

格差社会ニッポン  2013年に厚生労働省が発表した「国民生活基礎調査」によると、2012年の日本の相対的貧困率は、16.1%となっている。 この相対的貧困率とは、等価可処分所得(一人当たりの可処分所得)が中央値の半分に満たない人口比率のことで、12年の中央値は、244万円となっているので、年間所得 […]

  • 2016年6月13日

竹信三恵子『ルポ賃金差別』(2012)

 2012年刊行。  総務省統計局が2016年5月に発表した2016年1月から3月期の労働力調査によると、非正規雇用者数は、全体の37.1%で2007万人、女性だけで見た場合は、53.6%にもおよび、1364万人になる。 正規の職がないために非正規雇用に甘んじる人の割合も27%に達し、515万人に及 […]

  • 2016年6月12日

日本の賃金を考える

竹内裕『日本の賃金』 (2008) 【残念な本】 「企業の正社員」という枠の中での議論  90年代半ば以降、国際競争の激化に伴って、日本企業の収益は悪化し、各企業は賃金体系の見直しを迫られるようになった。終身雇用は崩れて、成果主義が取り入れられるようになったが、多くの企業で年功主義と同一年齢同一賃金 […]