自分が持っているalbumの中で最も好きな作品の一つ。ほんと、何年も聞き続けているのにまーったく飽きない。すべての曲がすばらしい。自分がRoots Musicにはまったきっかけの一枚でもある。
Musicianについて少し説明しておくと、Tony Furtadoは、オークランド出身のbanjoist。
Banjoは普通、Country Music、特にBluegrassの演奏で使われる楽器だけど、Tony Furtadoの演奏は、その枠をはるかに超えている。
Country、Bluegrass、Jazz、Blues、FolkといったあらゆるRoots Musicをmush upしたFusion Styleが特徴で、RockやFunkの要素を前面に押し出したaggressiveな演奏を行っている。
古い伝統楽器としてのbanjoの印象をホント、覆している。Banjoを使ってFunkを演奏する姿などスゴイの一言。
またTony Furtadoはslide guitaristとしての評価も高く、速弾きと切れのあるpickingを特徴としている。古めかしく、あえてbottle neckを使って演奏しているのが、またカッコいい!(Albumのjacketに使われてる写真がまたいい!)
2003年に発表したこの『Live Gypsy』では、彼のFusion StyleのRoots Musicを前面に押し出している。Multi-genreを得意とするだけあって、このalbumでRoots Musicのすべての要素を知ることができる、といっても過言じゃないくらい。Roots Musicってこんなもの、というのが良く分かる作品。(Roots Rockがどんなものか知りたい、という人がいたら、私は間違いなく最初にこのalbumをススメている)
個人的には、Blues Rockの”The Ghost Of Blind Willie Johnson”、Funk Rockの”The Angry Monk”などが特におススメ!
まったく無名なせいか、YouTubeにまともな動画がほとんど上がっていない。なので、視聴は、Amazonで。