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勤労奉身

  • 2017年4月18日

今野晴貴『生活保護 – 知られざる恐怖の現場』(2013)

生活保護に対するバッシング  平均賃金が下がり続けるなか、社会保険料は上がり続けていて、ますます労働者の負担は重たくなっている。もう私の生活なんてカツカツだ。 劣悪な労働条件で働く人が増え続けているなか、労働者の不満は、経営者や政治家よりも、なぜか生活保護の方に向けられているようだ。連日のように生活 […]

  • 2016年6月19日

熊谷徹『ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか』(2015)

極めて低い日本の労働生産性  2015年刊行。  2015年の一人当たりGDPでは、日本は26位。28位のイタリアには、何とか競り勝った! 失業率12.4%(2015年4月)で、何よりも家庭と私生活を優先し、南欧の温暖な気候のなかで、シエスタとかいいながら仕事しないで休んでばかりいるイタリア人にぎり […]

  • 2016年6月14日

森岡孝二『雇用身分社会』(2015)

格差社会ニッポン  2013年に厚生労働省が発表した「国民生活基礎調査」によると、2012年の日本の相対的貧困率は、16.1%となっている。 この相対的貧困率とは、等価可処分所得(一人当たりの可処分所得)が中央値の半分に満たない人口比率のことで、12年の中央値は、244万円となっているので、年間所得 […]

  • 2016年6月13日

竹信三恵子『ルポ賃金差別』(2012)

 2012年刊行。  総務省統計局が2016年5月に発表した2016年1月から3月期の労働力調査によると、非正規雇用者数は、全体の37.1%で2007万人、女性だけで見た場合は、53.6%にもおよび、1364万人になる。 正規の職がないために非正規雇用に甘んじる人の割合も27%に達し、515万人に及 […]

  • 2016年6月12日

日本の賃金を考える

竹内裕『日本の賃金』 (2008) 【残念な本】 「企業の正社員」という枠の中での議論  90年代半ば以降、国際競争の激化に伴って、日本企業の収益は悪化し、各企業は賃金体系の見直しを迫られるようになった。終身雇用は崩れて、成果主義が取り入れられるようになったが、多くの企業で年功主義と同一年齢同一賃金 […]

  • 2015年9月10日

門倉貴史『大失業時代』(2009)

 2009年刊行。  2008年のリーマンショック以降、世界的な需要後退の中で、雇用環境が悪化していく状況を、様々な統計データを示しながら解説した本。 統計データに基づきながら、当時の経済状況と雇用環境を淡々と述べているだけなので、経済分析や社会的要因の考察といったものは一切ない。当時のデータの寄せ […]

  • 2015年7月19日

城繁幸『7割は課長にさえなれません』(2010)

一人ひとりの具体的な姿から浮かび上がる労働問題  2010年刊行。 著者は、日本の労働問題、格差問題の根本的な原因が、年功序列型の日本の雇用慣行にあることを指摘して、一躍話題となった城繁幸氏。  日本の経済成長力が鈍化していく中で、ジリ貧化していく正社員を皮肉ったような題だが、本書の内容は日本の労働 […]

  • 2015年7月18日

渡邉正裕『10年後に食える仕事 食えない仕事』(2012)

グローバル化の時代だからこそ日本人としての特性を活かす  2012年刊行。 グローバル化が進展する中で、日本の労働環境がどう変化していくかを考察している。10年という比較的近い将来のことを考える上では、非常に示唆に富む内容になっている。 著者は、「知識集約的か、技能集約的か」「日本人としての特性を活 […]

  • 2015年5月10日

日本のシューカツをおかしなものに歪める人たち

大沢仁・石渡嶺司『就活のバカヤロー 企業・大学・学生が演じる茶番劇』(2008) 面白いが建設的な話は何もない  企業は職業経験のない学生を評価しようとするから、学歴しか判断材料がなくなる。学生は職業経験がない中で、自己PRを行わなくてはならないから、自己分析という全く職業能力や意欲とは関係ない自己 […]

  • 2015年5月5日

年功序列を考えるための読書案内

城繁幸『若者はなぜ3年で辞めるのか?』(2006) 世界でも極めて特異な日本の企業体質  新規大卒入社で3年以内に会社を辞める社員の割合は、厚生省の発表では2000年度で36.5%、1992年度が23%なので90年代の間に1.5倍に増えている。  「若者はなぜ3年で辞めるのか」といった声が、90年代 […]